こんにちは!ドッグフード大百科の編集長ヒロミです。
ボストンテリアと生活している人や、これから飼い始めたいと思われている方が気になる、平均的な寿命はどれくらいなのでしょうか・・・?
飼い主に服従なボストンテリアでもありますし、ワンパクで見ているだけで楽しい彼らと生活していると、出来るだけ長く一緒に生活してあげたいですよね!
また、子犬や老犬の時に、「どのように接してあげることが重要なのか・・・?」など気になると思います。そこで、ボストンテリアと生活する上で、注意しないといけない事や、突然の死に遭遇しない為に気をつけてあげるポイントなどを説明しています!
という事で!今回は、ボストンテリアの健康維持をサポートしてあげて長生きしてもらう為の秘訣や注意点を、お教えしていますので、参考にしてみてくださいね♪
Contents
ボストンテリアの平均的な寿命は11~15年!
ボストンテリアの基本的な平均寿命は、11~15年と言われています。個体差にもよりますが、毛色の違いによる寿命は関係ないです!
日本で記録されたボストンテリアの最高寿命は、正式な記録ではありませんが、20歳といわれています。20歳は平均よりも5年以上生きたことになるので非常に寿命が長いことが分かります。仮に20歳を人間の年齢に換算すると113歳なので、そこからも凄さが分かりますよね。このように個体差がありますが、環境や育て方次第でも寿命が大きく違います。
ボストンテリアの平均寿命 11年~15年
では、ボストンテリアの年齢と人間の年齢を比較してみると・・・
ボストンテリア | 人間の年齢 | ボストンテリア | 人間の年齢 |
3ヵ月 | 5歳 | 7歳 | 48歳 |
6か月 | 9歳 | 8歳 | 53歳 |
9か月 | 12歳 | 9歳 | 58歳 |
1歳 | 16歳 | 10歳 | 63歳 |
2歳 | 23歳 | 11歳 | 68歳 |
3歳 | 28歳 | 12歳 | 73歳 |
4歳 | 33歳 | 13歳 | 78歳 |
5歳 | 38歳 | 14歳 | 83歳 |
6歳 | 43歳 | 15歳 | 88歳 |
犬の年齢は、上記の表を見てもらうとわかる通り、人間よりも早いスピードで成長していますよね!例えば、ボストンテリアが10~11歳ぐらいになると、60歳を超えてくるのでかなりのお年寄りになります。
ボストンテリアの平均寿命(11歳~15歳)を、人間の年齢と置き換えると68歳から88歳となります。このように、ボストンテリアの成長を把握しているだけで犬の接し方や生活環境などの意識が変わってきますので参考にしてくださいね!
ボストンテリアを長生きさせる為に行う5つの秘訣!
長生きポイント | 難易度 | 備考 |
気管虚脱に注意 | 5つのケア方法で回避 | |
運動をさせる | 呼吸の為に太らせない | |
温度調整をする | 温度調整が苦手 | |
角膜腫瘍に注意 | 目に注意して生活 | |
健康維持の食事 | 健康をサポート |
ボストンテリアの寿命「10~15年」と説明させて頂きましたが、より長生きしてもらう為の5つのポイントをお教えします!
1、ボストンテリアの気管虚脱などに注意しましょう!
ボストンテリアは、鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)や軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)、気管虚脱(きかんきょだつ)という、呼吸をするのが苦しくなる症状が多いです!
気管虚脱は、ガチョウやアヒルの「ゲェーゲェー」という鳴き声に似た乾いた咳をします。はっきりとした原因が解明されておらず、遺伝的な要素が関係していると言われています!
また、気管虚脱は進行性の病気で自然に治ることに期待できません。放っておくと窒息死する場合もあるので注意してください。そして、下記のように、気管に負担を与えないようにしてあげることも大切です!
- 食事の与えすぎなどで肥満にしない!
- 外出時には首輪ではなくハーネスを使用してあげる!
- 体温調整をしてあげる(特に夏場は暑さに注意)!
- タバコの副流煙を吸わさないようにする!
- ストレスを与えないように適度な運動をする!
ボストンテリア以外にも、パグ・マルチーズ・トイプードル・チワワ・ヨークシャーテリア・ポメラニアンなどの好発犬種にも遺伝的な要因があると言われています。
この気管虚脱の咳は、先ほど紹介した「5つのケア方法」で落ち着いているのであれば進行を抑えることができていると思います。しかし、軽度の状態であっても心配な場合は、動物病院で診断してもらいましょう!
2、運動が必要!でもしつけの重要性を理解しよう!
ボストンテリアは、活発で運動が大好きな犬種です!また、太りやすいという体質も併せ持っているため、適度な運動が欠かせません。
太り過ぎると、呼吸困難になることがありますので、毎日の散歩量が必要になります。目安としては、30分を1日2回ほどで良いでしょう!
ボールなどで遊ぶことも大好きなのですが、体温調節や呼吸に負担を掛けるほど興奮しすぎると呼吸困難や熱中症などにもなりやすいので、しっかりとしつけをしてあげましょう!
「待て!」「伏せ!」などで体を休ませる事も教えてあげましょう!
3、暑さに弱いので、温度調整してあげましょう!
ボストンテリアなどの短頭種は、暑さに弱く、体温調整することが苦手な犬種です。
また、「ハァハァ」と息をすることをパンティングと言い熱を逃がすために行われている動作が苦手です。なので、熱中症などのリスクが高く最悪の場合も考えられます。しっかりと水分補給をさせてあげましょう!
例えば、夏場のドッグランなどで、運動を得意とする犬と遊んでいると、走り回り過ぎて脱水症状になる可能性もあり非常に危険です。飼い主さんがしっかりと「休ませたり・水分補給」をサポートしてあげることが必要です!
外出時には、万が一の事を想定して、水分補給用の水やアイシングできる物など、身体の温度を調整するグッズなども用意してあげましょう!
4、目が突き出ているので角膜腫瘍に注意しましょう!
短頭種の犬などにも多いですが、ボストンテリアの目は、大きく突き出しているのでケガをしやすい特徴があります。
散歩に行っている時は、草木が目に当たらないように、リードで調整してあげてくださいね!また、家で遊んでいる時や普段の生活環境にも言えますが、目に当たりそうな物には注意してあげましょう!
なぜなら、目に傷が行くと、角膜腫瘍になりやすく最悪の場合は失明してしまうこともあります。目を気にしていたりショボショボしている時や痛がっている時は、角膜腫瘍になっていることがありますので動物病院で診察してもらいましょう!
ボストンテリアだけに限りませんが、夜の散歩に行く場合は、マムシなどに注意してあげましょう!短頭種の犬が顔の付近を噛まれると、顔が腫れあがり息が出来なく窒息死する場合もあります。未然に防げれるようにライトを照らしながら散歩するなど、注意してあげることもポイントです!
5、毎日の健康をサポートするドッグフードを見つけよう!
ボストンテリアの健康維持で欠かせないことが、「肥満・皮膚ケア・白内障」などですが、毎日の食事でサポートしてあげましょう!
- 肥満対策:低脂肪ドッグフード
- 皮膚ケア:オメガ3必須脂肪酸を含んだドッグフード
- 白内障:抗酸化栄養素を含んでいるドッグフード
上記を参考にドッグフードを選んであげましょう!また、当サイトが厳選した「おすすめドッグフード」をご紹介している記事にもボストンテリアに合わせやすい商品をご紹介しています…!
さらに、どんなドッグフードがボストンテリアに適しているのかを徹底的に分析した記事もあります。そちらも、ぜひ参考にして見てくださいね♪
ボストンテリアの寿命に関係する気になる病気とは?
ボストンテリアに限りますせんが、先天性の病気であったり、犬種によって症状がでやすい疾患があります。
- 白内障(はくないしょう)
- 鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)
- 軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)
- 糖尿病(とうにょうびょう)
- 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
- 皮膚疾患(ふひしっかん)
- 鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)
- 角膜腫瘍(かくまくしゅよう)
などなど、ボストンテリアの体の特徴に関係する病気があります。ここでは軽く触れておきますが、下記で紹介している「あわせて読みたい」の関連記事を参考にして頂ければと思います!
ボストンテリアを長生きさせる為に必要な事とは?
ボストンテリアだけに限りませんが、愛犬を長生きさせる為に絶対必要なことは年に数回ほどの健康診断です!犬は成長スピードが人よりも早く、9歳以上になってくると人間の60歳を超えてしまいます。なので、知らないうちに病気が進行していることも。。。
例えば、3歳からは1年ごとに4~5歳も年を取ることになるので、「元気だから大丈夫!」と健康診断に行かないと、治らない病気になっていることもあります。
この事からもわかるように、ボストンテリアの寿命を延ばすには、人間と同様で日々のメンテナンスが大切です!
ワクチン接種・ファイラリア予防・狂犬病の予防・ノミダニ寄生虫の予防・健康診断・血液検査を行った時に掛かる費用をまとめてみましたので、参考にしてください!
- 小型犬 目安金額45,000円
- 中型犬 目安金額53,000円
- 大型犬 目安金額60,000円
その他の、代表的な病気やケガの治療費は・・・
- 骨・関節症 約3~4万円(レントゲン・投薬)
- 歯周病 約5~10万円(全身麻酔・血液検査・レントゲン)
- 心臓病 約4~5万円(レントゲン・血液検査・投薬)
年間に掛かる費用はあくまでも目安になりますが、いざという時の為に備えておきましょう!
皮毛の手入れはトリミング要らずでとにかく楽だが、暑さと寒さに弱く、夏場、冬場の温度管理には注意が必要である。
さらに、肝心なことは気になる事があればすぐに獣医さんに相談できる、環境を作ってあげることも大切です。信頼できる獣医さんがいることで、多くのアドバイスを貰うことができますよ♪
私もボストンテリア2匹と生活していますが、万が一に備えてペット保険に入っていたことで、治療費の50~70%(保険内容によりますが・・・)が還元され助かっています。
実際のところ、様々なトラブル(病気やケガなど)が発生する可能性も考えないといけません。十分な治療を受けさせる為に、ペット保険の加入はおすすめだと思いますよ♪
ボストンテリアは去勢や避妊治療をすることで寿命を延ばせるの?
去勢避妊した場合 | オス犬 | メス犬 |
予防できる病気 | 前立腺の病気や肛門周辺のガン、会陰ヘルニアの予防 | 子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍、ソケイヘルニアなどの予防 |
行動の変化 | おしっこのマーキングが減る、メスを求めての放浪やオス同士の喧嘩が減る | 発情時の出血がなくなる、オス犬が集まってこないから気持ちに余裕が生まれる |
性格の変化 | 攻撃性の低下や穏やかな性格になりしつけがしやすくなる | 攻撃性の低下や発情によってのイライラが減り穏やかになる |
ボストンテリアが去勢や避妊治療をすることで、寿命が延ばせるという噂を聞いたので調べてみることに・・・調査結果は、去勢・避妊治療をしたからと言って長生きできる根拠がないようです!
ただ、去勢や避妊治療をすることで、数多くのメリットがあり病気のリスクを軽減することができます。なので、寿命を延ばすことができるという見解をしている人もいるようですね!では、どんなメリットがあるのかをお教えしていこうと思います!
思いつきで繁殖させると寿命を短くする事もある!
まず一つ目は、素人では困難な繁殖を予防することができるという事です。例えば、ボストンテリアの多頭飼いをしている場合ですが、知らないうちに妊娠していることもあります。
この時に、生ましてあげたいと思うのが当然だと思うのですが、母体や子犬が死んでしまうリスクがあることを理解しましょう。予期せぬ妊娠で繁殖をさせようと失敗してしまうと・・・犬もそうですがあなたも後悔することになります。
繁殖の難しさを理解しているのであればいいですが、心配な人は去勢や避妊手術をしてあげた方が良いかもしれませんね!
生殖器や乳腺ガンのリスクを減らすことができる!
近年の犬の病気による死亡している原因はガンと心疾患と言われています。しかし、以前までは7~8年ほどの寿命だった犬は、14~15年以上と、人間と同じで高齢化が進んでいますね!
例えば、今までの寿命の短さは、感染病や生活習慣病が多かったからです。ですが、良質な食事を与えることや動物病院で見てもらったり、日々の意識が高い傾向があるから長生きしている犬が多いようです。
なので、対処法が少ないガンが死亡理由の上位になることは仕方がないのかもしれませんね。。。そこで、発情期前に去勢や避妊手術を行うことで、生殖器や乳腺のガンが発病する確率を減らすことができると、最近の研究で分かってきています!
という事からも分かるように、去勢や避妊手術を行った犬は、長生きしているという結果があるのですね!去勢・避妊手術に関しては賛否両論あると思いますが、特定のガンを回避したい場合には価値があると言えるでしょう!
愛犬に与える食事を良質なドッグフードを与えたり、栄養補助食品を与えている人も増えました。さらに、動物病院がどこでもあるので、日々の健康診断(ワクチン接種など)に行く人が増加して、長生きしている犬が多いですね!
時期は、犬種の違いもありますが、発情期前の生後6~8か月頃になりますが、獣医さんと相談して決めましょう!
- 去勢手術(オス)15,000円~20,000円が目安 その日に退院が可能
- 去勢手術(メス)45,000円~50,000円が目安 3日程度の入院が必要
老犬になってきたボストンテリアの寿命を延ばす方法ってあるの?
ボストンテリアは7歳から8歳ごろになると、人間の50歳前後になります。この頃になるっと、老化が見られるようになります。
例えば・・・
- 被毛に艶が無くなってきたり、白髪が混じってくる!
- 遊びが減ってきて、寝ている時間が増えた!
- 食欲が以前より減ってきた!
- 走る事より歩く方が増えてきた!
- トイレが上手に出来なくなってきた!
このような場合は、老化のサインが出ているかもしれません。
ボストンテリアは、シニア期になるにつれて、皮膚や毛質などの変化も多い犬種です。また、運動量が減って肥満になってしまうと、呼吸器系の病気を誘発させてしまうこともありますので注意しましょう!
普段から栄養バランスの優れている低脂肪・低カロリーのドッグフードを与えることで対策してあげたいですね!
足が長いボストンテリアにとって、ご飯を食べる姿勢にも注意が必要です。床にそのまま置かず、少し高さを調整してあげる事で、首の負担を軽減させたり、食べやすさも考えてあげましょう!
まとめ
今回は、ボストンテリアの平均的な寿命についてお教えさせて頂きましたが、いかがでしたか?
平均的に考えると、11歳~15歳と言われていますが、あくまでも平均値で人間と同じように、個体差によって寿命の違いがあります!また、病気に関しても先天性が原因の症状もあるので、寿命が早い犬もいます。
その為に、子犬の頃から「長生きさせる為に行う5つの秘訣」でもお話しましたが、日々の気を付けたいポイントを頭に入れて生活させてあげることも重要ですね!
さらに、血筋にもよりますが、病気になりにくいボストンテリアの場合は、20年近くと長生きしている子もいますので、病気になりにくい体づくりも大切です。
慢性的や目に見えない潜在的な病気を回避する為に、シニア期に入ったら、最低でも1年に1回は定期健診を受ける事をおすすめします!